違法ダウンロード刑事罰化について

twitterでも議論しましたが、改めて思う事。

「嗜好品に対する過度な締め付けは、国民生活や国力の低下に影響を与える」

という認識です。結局の所、今回の違法ダウンロード刑事罰化は商品提供側(企業側)を罰するのではなく、利用者側も罰しようというお話なのですが、取り扱うものが、「ネット上のコンテンツ」というあまりにも広範囲で生活に直結しかねない内容。当初は「音楽」と「動画」とありましたが、他のものまで波及するでしょ、この流れて気に入って。それに今まで禁止されてきた児童ポルノとか売春とかは生活には直結しないですしね。

締め付ける事で正規品の売り上げが上がっていくか?といわれればそうでは無い気がするし、実際上がらないでしょう。今回対象になっている音楽配信業界は特に。だって「ネット上で安価で打っているApple」や「Amazon」という黒船というか新ビジネスがもう生まれてますしね。で、これも規制しようとなったら、もう関連の権利団体(JASRACとかRIAJとか)が資金欲しさにやった国家権力の乱用になるでしょ、これ。

正直、100歩ゆずってダウンロード違法化自体は必要だとしても、「啓蒙や抑止」をするだけなら「罰則なし」か、刑事罰化はありだとしても「軽犯罪法的な罰則」でよかったはずです。「2年以下の懲役」とか重すぎるし、令状取られて捜査とか、やりすぎでしょ・・・

とはいえ国内で生活するなら対応しないといけないので、対応するのですが、どうするんでしょうねぇ・・・「ダウンロード違法化に萎縮してネット離れ加速、コンテンツ産業の規模縮小」とか時代に逆行していったら笑うしかないと思いますが。