アニメや映画の“委員会活動”って何?(BizTech)

 知られてそうで、知られていない話題ですね。「委員会」の役割としては本編の統括はもちろん、それに付随する2次著作物(キャラクターグッズ)の管理も含む、ビジネス組織的な役割を担う物だそうです。で、じゃあ映像製作にはいくらかかるの?という話になるが、記事によると

 ちなみに映像作品をつくるためには、どれぐらいの資金が必要なのだろうか。アニメ製作を例に具体的に見てみると、通常地上波を媒体として放映されるアニメの場合は、30分の作品当たり1000万〜1300万円程度の制作資金が必要になる。
 番組は1クール(3カ月)を基準に編成される。1クールは13話分に相当。従って、一年間(4クール)継続して放映する場合は52話分の制作資金が必要になるわけだ。実際の金額で言えば5億から7億円程度である。一方、アニメ映画の場合は一般には1〜3億円程が主流。ただし、ジブリ作品や『イノセンス』『スチームボーイ』などは十数億〜20億円規模に達する。

 思ったよりお金がかかるわけで。だから原画や仕上げなど「人件費」が多くかかるところについては「世界の工場・中国」へのアウトソーシングになってるわけですな。だから先日書いた記事(link)にもありましたが、「アニメの画質の低下」になるわけです。中国って経済格差がまだ大きい国ですから、全体の質の向上は望めそうにないですし。
 結局解決するには、下記のような解決策になるのかなと思います。

  • 諸外国全体の技術向上
  • 少ない人数でアニメ作品が容易に作れるツール・技法の開発
  • アニメ作品の絞込みで、1つに対する予算を向上

日本は技術があるというのなら、映像に関する新規技術の開発に取り組んでほしいものです。